2024.01.25
COLUMN コラム
キャバクラから昼職に就職
水商売の起源とは何?種類やなど詳しく解説!
飲食業やナイトワークのことを「水商売」って言ったりしますよね。
この「水商売」という言葉、どんな意味から来ているかご存知でしょうか?
今回は「水商売」の語源や起源について解説。
水商売と言われる仕事の種類についてもご紹介します。
水商売とは?起源や由来を知ろう
「水商売」とは飲食業や接客業など、売上や収入がお客様の好みや嗜好、人気に左右され、先の見通しが立てづらく不安定な職業の総称として呼ばれています。
実は飲食業、接客業、性風俗の他に、芸能人やスポーツ選手、クリエイターなども含まれますが、現在は夜間にお酒を提供するキャバクラやバー・性風俗店などに限定して言われることが多いです。
同じように見通しが立てづらい職業でも、漁業や農業などお客様の好みに依存しない業種は含みません。
「水商売」という呼称の由来にはいくつかの説があると言われています。
【由来その1】水のように安定しない様子から
「水」は状態が不安定な様子を指します。
お客様次第で売上や収入が変動し、安定しない様子を不安定な水に例えたことからきています。
「水もの」などと言ったりもしますね。
【由来その2】水を売るような元手がかからない職業
キャバクラやホストクラブは言わばキャスト本人が商品です。
水と同じく、基本的に大きな元手が掛からないことからきています。
【由来その3】「泥水商売」からの派生
かつて芸子や娼婦の仕事は、その労働環境の悪さや仕事内容から「泥水商売」「泥水稼業」などと呼ばれていました。
そこから「水」が残り「水商売」となったと言われています。
【由来その4】「水茶屋」からの派生
江戸時代、街路にはお茶やお菓子を提供する「水茶屋」という休憩所がありました。
そこで働く美しい看板娘を目当てに通う客が増え、どの水茶屋も競って美しい看板娘を置くようになったことからきていると言われています。
水商売の大まかな種類とは?わかりやすく解説!
一言で水商売といっても種類は様々です。
主な水商売の大まかな種類についてご紹介しますね!
クラブ
女性ホステスがお客様のテーブルに一緒に座り接客をするお店です。
担当ホステスとヘルプと呼ばれるホステスが一緒に複数で接客をします。
女性の飲み物はボトルで注文するのが基本です。
高級クラブのホステスは外見の美しさはもちろん高い知性や接客スキル、テーブルマナーも求められ、売り上げに対するノルマが厳しいですがその分高収入も望める仕事です。
価格帯が高いので、お客様も会社経営者や芸能人など高スペックな方が多いです。
キャバクラ(ニュークラブ)
女性ホステスがお客様のテーブルへ一緒に座り、お客様1人に対してホステス1人の1対1で接客します。
クラブよりもホステスの年齢層が比較的若く、キャバクラのホステスは「キャスト」と呼ばれます。
時間が決まったセット制になっていて、1セットごとに料金が決まっています。
価格帯や客層は店ごとに大きく幅があり、客単価1万円程度のお店から4~5万円以上の高級店まで存在しますが、基本的にはクラブよりリーズナブルです。
ちなみに北海道や札幌のすすきのでは、東京でいう「キャバクラ」は「ニュークラブ」と言います。
東京でいうセクシーパブ・セクキャバ・お触りキャバなどになってしまうので、注意してくださいね!
ラウンジ
クラブを少しカジュアルにしたイメージのお店です。
ホステスの年齢層は少し高め、時間制で1時間10,000円前後の料金のお店が多いです。
クラブと同じく女性ホステスが複数で接客します。
スナック
カウンター越しでの接客に加えて、複数人のお客様に対して1〜2人のホステスがテーブルにつく場合もあります。
料金は時間制ではなく、お酒を1瓶で注文して飲み切れなかった分を店で保管して貰う「ボトルキープ」というシステムが基本です。
水商売の経験が長いママやマスターが数人のホステスを雇って経営している形が多いです。
ガールズバー
スナックと同じくカウンター越しの接客スタイルです。
料金は時間制で飲み放題のお店もあれば、セット料金を採用しているお店もあり様々です。
指名料やキャストドリンク代が発生するお店もあります。
「ガール」の名の通り、働く女性は若い年齢層が多いです。
ホストクラブ
男性ホストが女性を接客するお店です。
ホストが女性客のテーブルについて、基本的に1対1で接客します。
初回来店は低予算の飲み放題を楽しめるお店が多いのが特徴。
通常の料金形態はセット料金を採用しているお店が多く、そこにプラスしてホストの指名料やホストドリンク代なども加わります。
バーや居酒屋など飲食店
飲食店も水商売と言われます。
居酒屋など料理と一緒にお酒も提供するようなお店のことを指すことが多いです。
バーはカウンターがあるスタイルで、アルコールをメインとして提供します。
基本的にバーテンダーがお酒を作り提供するスタイルがバーのイメージですが、グラス1杯ずつ提供するショットバーや焼酎を提供する焼酎バー、ビールを提供するビアバー、ダーツバー、スポーツバーなどさまざまな種類があります。