受付とは会社の顔としてご来社されたお客様の対応をするお仕事で、昔から花形のお仕事として女性に人気です。
しかし、昨今のコロナ禍で受付の需要はあるのか気になっている方も多いのでは無いでしょうか？
今回受付の仕事内容やメリット・デメリットなどについて書いていきます。

受付ってどんなお仕事？

本章では受付のお仕事内容やどんな人が向いているか、またよく巷で受付は顔採用だと言われているのはどういう事かについて説明致します。

受付のお仕事内容

受付のお仕事にも様々なタイプがございます。
企業受付、病院の窓口の受付、モデルルームなどの展示会の受付などが代表的な受付のお仕事かと思います。
最近だとシェアオフィスの受付の求人も多く出ています。
一言でまとめますと、会社や施設にいらっしゃるお客様のご案内をするお仕事です。
来客時の対応やお客様情報の管理が主なお仕事なので、コミュニケーション能力と多少のPCスキルが求められます。
また簡単な施設や会社の説明や、電話対応を任されるケースも多いので、会社や施設に対しての知識やビジネスマナーは身につけていく必要があります。

どんな人が向いている

備品や設備の管理も受付の業務であるケースが多いので、ある程度綺麗好きな方が向いていると思います。
また、他のお仕事よりもアピアランスが厳しく見られる業務なので、ある程度身なりに気を配れる方が向いていると考えています。
それについては次項でご説明させて頂きます。

受付は見た目が重要？

もちろん重要です。
ただ、一点誤解しないで頂きたいのが「受付は顔採用」などと言われていますが、重要なのは顔ではなく身だしなみです。
どんなに顔立ちが綺麗な方でも、一般的なビジネスの場にふさわしくない身だしなみの方は当然面接で落とされます。
基本的な身だしなみのチェック項目は以下の4点です。
・髪の毛は明るすぎず、肩までの長さがある方は束ねる。
・メイクをしている。(ノーメイクまたはそれに近い状態、濃すぎるメイクはNGです。)
・爪は手のひら側から見て約3㎜以上の長さはNGで、ネイルはベージュなどの自然なカラーのみ可です。
・制服が支給される現場でも、派手過ぎる私服は避けた方が無難です。
共通して上記の様なルールの現場が多い印象ですが、もっと厳しいところ、もっと緩いところと現場によって違うので臨機応変に対応して下さい。

受付のお仕事のメリット3選

比較的ワークライフバランスの取れるお仕事

残業が多かったり、業務時間外にお客様から問い合わせがきたり、ノルマがあったり…というお仕事では無いので、ワークライフバランスは比較的取りやすいお仕事です。
専門的なスキルや資格が必要なく、そういった仕事の中ではお給料が高い方だと思います。

所作が身につく

他のお仕事と比較してアピアランスやマナーが見られる業種だと思います。
私は元々ガサツな人間なので身につきませんでしたが、先輩方は所作が綺麗な方多く女性として尊敬していました。

客層が安定している

一般的な接客業と比較すると、ビジネスの場なので理不尽なクレーマーやセクハラをしてくるお客様は少ないです。
一昔前だと色々あったと受付の先輩達から聞きますが、最近はセクハラやパワハラに対して世間の風当たりが強いので受付に対してわざわざ変な態度をとるお客様は少ないです。
電話番号を渡して着たり、出待ちをするお客様はごく稀にいますが、基本的に見元が分かる方なので対処がしやすいです。

受付のお仕事のデメリット

当然大変な面もあるが評価されにくい

お仕事なのでもちろん大変な面も沢山あります。
受付経験のある女性に聞いてみたところ、朝早い、女社会に馴染めなかった…という理由で辞める方が多かった印象との事でした。
特に人間関係で辞める方は他のお仕事と比べて多いように思います。
女社会なので合う合わないははっきり分かれます。
意外と大変なことも多い仕事なのですが、一般的には「結婚までの腰掛」などの古いイメージがまだ残っていたりするため、次項でも話しますが転職で評価されにくい印象です。
また、在籍年数が長くなるとマネージャー職を任されたりして、他の受付の子たちの労務管理やシフト管理など任されたりします。
受付のお仕事のメリットとして、ワークライフバランスが取りやすく、残業が少ないと先程ご紹介しましたが、マネージャー職になると残業が増えたり、ワークライフバランスが取りにくくなるケースも多々ございます。

転職で苦戦する

受付を長くしていると転職が大変という話をよく聞きます。
特に30代以降で受付からの転職は結構大変だった受付時代の先輩から聞きました。
前述しました通り受付の業務も大変な事は沢山ありますが、中々評価されにくい為転職で苦戦する方が多い印象です。
キャリアアップしたくて昼職転職を考えている方には合わない可能性があります。

コロナ禍で衰退する可能性が高い

私自身以前は受付の仕事をしていましたが、元同僚から聞いた話ではコロナ渦で何ヵ所か無人の拠点になったそうです。
お客様が少ない拠点の受付を機械化し、元々そこで働いていた方は移動するか、辞めるかという事になっていると聞いています。
元々、今後求人数は減っていくだろうと言われている業種でしたが、コロナの影響でそれが早まるのではないかと考えています。
なので、夜職から昼職転職する理由が「生活の安定」「スキルアップ」という方には向いていないです。

まとめ

受付はワークライフバランスが取りやすく、残業も比較的少ないので昼職転職希望の方かたも人気のお仕事です。
しかし、キャリアアップがしにくい、コロナ渦で求人が減っている、正社員での求人が少ないというデメリットがあります。
これらのデメリットを考えますと、これから安定した仕事に就きたい、キャリアアップしたいという理由で昼職転職を希望される方には向いていないかと思います。
弊社では受付で無くても、無理なく就職し働ける求人を多数紹介致しております。
昼職転職がはじめての方でも是非一度ご確認ください。